NOTE

Seek sustainable life with the nature

トゥクトゥクと等価交換

絶賛、ややこしく考え中です。

あきなです。

 

今日、トゥクトゥクと値段交渉しました。

ドライバーは若いお兄ちゃんです。

 

明日、昨日であったばかりの友人とベンメリア遺跡をまわるためにトゥクトゥクを借りる必要がありました。友人は既に昨日、今日と同じドライバーさんにお世話になってるから、彼に頼みたいとの事。

 

彼の言い値は、ベンメリア遺跡だけで40ドル。ふむ…。相場より高い気がする。

 

そして私たちはバンデアイスレイという遺跡にも行きたかったんだけど、なんとここが、ベンメリアと正反対にあるという。だから行くならプラス15ドル。

 

2ヶ所行くのに、合計55ドル!

 

正直私の第一印象は"めちゃくちゃ高い"でした。2人で割って20ドルちょっとです。

 

私は50ドルでおしてみました。しかし彼は全然ひかない。全く顔色も変えません。55ドルと言い続けます。何故なら2つの距離は離れているからと。

 

しかし私も譲りません。駄目と言われると、益々ひけません。結果50ドルにしてもらいました。

 

やっと終わったと思ったら、第三者が今度は、トレンサップも行けと。トレンサップはプラス10ドルで連れてってやると。

 

そうしたら1日借りて60ドル。

 

…わからん。

これが高いのかなんなのか全くもって分からん!しかし交通費に30ドルも出してたまるかというのが私の本音でした。

 

部屋に帰ってからも、もやもやと考える私。ふとホテルのアンコールワット観光ツアーの紙をもらった事を思い出しました。

 

それによると、

ベンメリアとロリュオス2ヶ所まわって38ドルとあります。…ん?ロリュオスは、ベンメリアの道中にあるので実質燃費は変わらない。変わるとすれば、ドライバーの拘束時間が長くなることぐらいです。たしかに時間もお金。そう考えると、ベンメリアだけで40ドルはちょっと吹っかけられている気がします。

 

更にバンデアイスレイ付近の遺跡3ヶ所をまわるツアーが30ドル。私たちはバンデアイスレイだけ行きたいので、30ドルを3ヶ所で割って1ヶ所10ドルぐらいが適当と考えました。

 

他の方の記事を読んでも、ここまで高くはありません。

 

とはいえ、今は物価が変わってしまったのかもしれない。本当はこのお兄さんの言い値が、最低ラインなのかもしれない。そう考えて、値切ったこと悪かったなとも思いました。

 

でもやっぱり、考えるほど吹っかけられてるような気が増します。

 

しかし、ここでまた引っかかるのが、私が日本人だということ。ミャンマーを見た後だから更に、私は恵まれた環境で育っているお金持ちなんだと感じました。だから5ドルぐらい、払ったらいいじゃないかとも。

 

…しかし、その一方で、この世は等価交換で成り立つとも思っています。その人の働きに対して、相応の対価を渡す。あげすぎてもいけないんじゃないかと思います。だけど、それも日本という恵まれた国にいるからこその考えなのかもしれないと思うと、思考のスパイラルが止まりません。

 

ただ、私の5ドルも、私が働いて得た対価です。そう簡単に言い値で毎度渡せません。

 

だからトゥクトゥクは嫌いです。人を疑って、人と交渉して、時には嫌な気持ちになってしまう。最初からそれ相応の料金を設定して、それに満足したらチップを渡す形が一番双方にとって気持ちがいいのにと思います。

 

更に今回の場合は、自分だけでなく、友人もいるのでコトは難しいのです。私は交渉が決裂したら別のドライバーに聞いてみようと言いましたが、彼女はお世話になってる彼が良いとのこと。それなら険悪にするわけにもいきません。彼女は5ドル、10ドルぐらいならたいした金額じゃないから言い値で払っているそうです。

 

でもやっぱり高めに設定されてるだろうホテルの料金表から考えても、55ドルは吹っかけられている。

 

これがネットの情報だけだったら、しかも日本語だったら、ケチな日本人がどんどん値切って成功した記事を見て、それが普通なんだと思ってしまうかもしれません。現地の人の生活水準や給料の事を考えもせずに、自分がただ安く乗りたいからという理由で値切るのは最悪です。ゲーム感覚で値切るのも好きじゃありません。

 

私も出来れば安く乗りたい。けれど、やっぱり基本は等価交換です。働きに対する相応の価値を、返すべきだと思います。だけどその相応の価値を導き出す情報があまりにも少なく、日本語での記事からしか情報を得てないので、なかなか難しいです。もし出来るなら明日ドライバーの兄ちゃんに話を聞いてみたい。

 

トゥクトゥクに乗るだけで、ややこしく色々考えてしまうのでした。

 

(…50ドルあげれば上等だろうと私は思うんだけどなあ…本音)

 

ちなみに、本にはすぐにお金を払います。自分で小説を書いて、それがどれだけ大変な作業が分かっているから。小説以外にも、内容が気に入れば、なんだってすぐに買います。自分にとっての価値が分かりやすい。内容の薄っぺらいラノベとか携帯小説は別ですが。

 

それから手作りや売り物の裏側がみえる商品もすぐに買います。例えば今日はハーブティーをマーケットで買いました。店番の女性が畑で育てた100パーセントオーガニックな植物で作られたハーブティー。ファームで働いて、その大変さが分かるから、お金を出す事に躊躇はありませんでした。

 

あとは売る人の誠実さも最近は気にするようになりました。

 

ミャンマーを旅していた時に、ぼったくりタクシーと料金交渉をしました。日本円にしてたった数百円ですが、ドライバーの態度が横柄だったので、こんな奴にはお金を払いたくないと炎天下の中1時間歩く事も決意したぐらいでした。

 

その後宿でバイクを借りると、友人のバイクより高いことが判明しました。そこで宿の人に聞いてみると、彼はしっかり何故高いのかを説明してくれました。よどみなく誠意を持って説明してくれるので、多少高くても、ここでお金を使いたいと思いました。

 

同行していた彼女は、不思議に思ったそうです。1件目のタクシーの件で、彼女は私をケチだと思いました。でも2件目のバイクの件では、高くても高い方を選ぶからおかしいと思ったそうです。

 

何も私は、私のお金を使いたくないわけじゃありません。ちゃんと金額の裏にある努力や理由に納得をして、誠意が感じられれば、ぽんと払います。物を買うというより、その人にお小遣いをあげる感覚の時もあります。

 

だからバイクのドライバーさんも、もう少し誠実な態度なら良かったのにと思います。英語が不慣れなのかな。なかなか人をみるって難しいです。それにバイクのドライバーは、その成果が目に見えるものではないから尚更難しい。運転がうまいとか、それは乗ってから分かるものだし。

 

ううむ…

旅の果て、カンボジア

はろー!

とうとうカンボジア入りした!

ここが最後の観光地、ずっと行きたかったアンコールワットっっっ!

 

なんとシェムリアップには2週間滞在しますw なにやろっかな〜。もう帰国便のチケット買っちゃったから、2週間いないといけないんよなー。

 

ちなみに帰国便はキャセイドラゴンとキャセイパシフィックを乗り継いで、香港経由。エアアジアのが1万ほど安かったけど、キャセイの方が安心感あるし、搭乗時間が3時間ぐらい違う!ので、キャセイにしました。中国人客には苛々しそうだけど笑

 

羽田に夜着。両親には23日前後に帰るーって伝えてあるから、サプライズ帰国なのだ!本当は空港でハイタッチしたかったけど、驚いた顔も見てみたいw

 

それを妹に伝えたら色々あってロイヤルパークホテルとってくれた!やばいやばい。こんなバックパック背負って行っていいとこじゃないよね…!?でもすんごい楽しみー!

 

今回の旅で、観光ビザが必要な国は、実はカンボジアのみ。そう。はじめての観光ビザ申請!他にも沢山人がいたから、前の人にならってやったよ。簡単で良かった。しかし30ドルって高いよな!

 

空港からはホテルのピックアップトゥクトゥクをお願いしてたのだ。既に旅人モードは終わっているので、なるべく楽する所存。

 

それで自分の名前見つけてついてったら、なんとそこにはもう一人日本人の女性が。

 

彼女もピックアップお願いしてたのに忘れられてて、それで同じホテルの名前を見つけてドライバーに声かけたんだって。なので、ふたりで相乗りしてホテルへ向かう事に。

 

ただ私は空港でSIMカードを買いたかった!ミャンマーのシムがめちゃくちゃ安くて便利だったから。でもドライバーはオッケーと言ったまま、トゥクトゥクを持ってきて空港を去ってしまう。…通じなかったのか。

 

そう思いきや、なんとドライバーは街中の携帯屋さんに連れてきてくれた。SIMカードは一択ww metfoneっていうマイナー会社で、4.5GBのみ。1週間で6ドル。た、たかーーーい!しかしこれより安いものはないと言い張るので仕方なく購入。やっぱりどこでも連絡とれるのは安心なので、仕方なし。

 

それからホテルへ!思ったよりもボロいぞ、ホテル!でもまさかのダブルベッドで部屋がめちゃくちゃ広い。最高!ここに3泊でも良かったなあ。でも旅友見つけるために、ホステルにうつるのだ。ここではのんびり疲れを癒そうと思って。

 

でも一緒にトゥクトゥク乗ってきた子と、明日ナイトバザール行く事になった!わーい!夜歩きはやっぱり友達がいる方が安心だし楽しいよね。明後日はベンメリア遺跡に行くよ!

 

アンコールワットは人も多いだろうし1人でいいやと思ってたけど、ベンメリアは誰かと行きたかったから丁度良かった!

 

明日の昼間にアンコール国立博物館で勉強して、明後日から遺跡巡りするぞ!のんびりカフェで本読んだり、部屋でごろごろしたりする日を作りながらまわったら、2週間あっという間に経ちそう。あとクメール料理教室も行ってみるつもり。

 

ただ…本当にシェムリアップ、観光に関する物価が高いわ!タイやミャンマーの比べると。入場料とか特に。レストランの料理も5ドルぐらいするし。まあタイよりボリューミーだから、コスパにしたら一緒くらいかな?

 

でも遺跡やお土産にお金かけたいから、ごはんはちょっと我慢かなあ。スーパーはめちゃくちゃ安かった!てゆーか、あんなに大きな2階建のスーパー、チェンマイにはなかったよ!?ここにはアディダスパークハイアットもあったから、どうやらチェンマイより栄えてるようだ。カンボジア安いって言ったの誰だよ。アジアにしては結構高いっすww お洒落なカフェも沢山あるんだけど、コーヒーが5ドル前後www ノルウェー価格じゃんwww 

言葉が見つからないミャンマーの暮らし

1週間、ミャンマー旅行をしてきた。

実は全く行く予定のなかったミャンマー

なぜ行く事にしたのかというと、ブダペストで知り合ったベテランの旅人が、アジアでお勧めなのはミャンマーだって言っていたから。自然もたくさん残ってるし、面白いって。だから行く事にした。

 

でもいざアジアに来て、バンコクの喧騒に打ちのめされた私は一度はミャンマー行きを断念した。

 

インターネットで調べると、タクシー強盗が多いとか、野犬が多いとか、色々怖いことが書いてあった。タクシー以外に交通手段がないから、いちいちタクシーに乗るたびにビビらなきゃならないなんて嫌だ。ぼったくりも嫌だ。値切り交渉しなきゃいけないなんて、なんて非効率的なのか。人をいちいち疑わなきゃいけない事にすごく疲れた。3週間タイには滞在したけど、一度もタクシーやトゥクトゥクソンテウは使わずに歩いたぐらいw

 

だけど運良くバンコクの日本人宿で、ミャンマーに行くというお姉さんと、ミャンマーに行きたいという女子と出会った。結果、その女子と一緒に行く事になったから、1人じゃないならということで行く事にしたんだけどね。

 

 

余談。

バンコクの日本人宿はかなり辛かったw 話の合わない人たちが多くて。こう書くと高飛車と思われるだろうけど、なんか、自分旅人って思ってる若者が多いっていうか…観光だけして自慢げにしてる人が多いっていうか…話が薄っぺらい。良いこと言ってるんだけど、なぜか言葉に重みを感じられない。私がすげーなーと思う旅人は、自分を旅人って名乗らないし、落ち着いてしっかりと自分の言葉で伝える。あと相手の話をしっかり聞いてる。若い子たちはまだまだ自分の話を聞いて!って感じだから、私は聞き役に徹するには、まだダメみたい。私も聞いて欲しいタイプww 旅人からしたら、私もピーピーうるせえ小娘なのかな?w

 

ま、そういうところを受け止められないあたり、まだまだ私は子供なんだけどさ。タイって旅慣れてない学生が多い印象。リビングでみんなで集まってる時も、身内だけで盛り上がって、全然オープン感がない。あれはすごく日本人ぽい感じだった。

 

ブダペストの日本人宿が良かっただけに色んな出会いに期待してたけど、ここで日本人宿に懲りて、それ以来アジアでは日本人宿にはとまらない事にした笑

 

 

さて、ミャンマーね!ミャンマーでは、マンダレーバガンにだけ行ってきた。マンダレー3泊、バガン3泊。

 

バガンがめちゃくちゃ良かった。

 

遺跡もすごく素敵だったけど、それ以上に、人々の暮らしを見てそう思った。

 

貧しすぎる。

 

マンダレーに到着した時も、露店やマーケットを見て、まだこんな形で生活しているのかと。良くも悪くも衝撃を受けた。

 

だけどバガンはそれ以上に、貧しかった。まず家が、高床式倉庫。

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これに一番びっくりした。勿論、日本のようにしっかりした家もあったよ。でも少し歩くと、こんな家がずらっと並ぶ区画があって驚いた。外側から見た感じ、部屋は2つだけ。キッチンは屋外にあって、ガスコンロはなく、水瓶と火鉢のようなものが置いてある。家具もほとんど見られなかった。

 

それでも日中散策すると、沢山の人たちが思い思いに過ごしていて、活気が感じられた。子供達はみんなで集まって無邪気に遊んでる。笑顔で手を振ると、照れながら手を振り返してくれる。ミンガラーバーと挨拶すると、彼らも返してくれる。ほっこり。

 

観光客としてそんな一面だけ見ていたら、彼らはのんびりとした毎日を送っていて幸せそうに見えるかもしれない。

 

でも幸運な事に、私は宿の青年から沢山話を聞くことが出来た。

 

宿の青年は22歳。宿のスタッフの中で最年長て、マネージャーをしている。彼はこの宿で住み込みで働いているけど、部屋はない。なんと受付にあるソファで毎晩寝ている。清掃やお客さんの案内を受け持つ10代の子たちに至っては、その隣の床で毛布にくるまって寝ている。

 

私が驚いて、いつもここで寝てるのか?と聞くと、ミャンマーではこれが普通だと。彼らはどこでも寝れるらしい。朝食係の青年に至っては、屋上で寝ているという。いやいや、朝晩の冷え込み相当だよ!?

 

でもこういった貧しい家にはベッドは勿論、マットレスさえも見られなかった。そんなスペースはなかった。でも彼らにとって、それは普通の事。

 

仕事の話もしてくれた。彼は以前、チケットを売る仕事をインレー湖近くでしていたらしい。その頃は全然お金がなくて、ビニール袋に入ってる質素なご飯を、兄貴分の青年とシェアして、1日1食しか食べられなかったらしい。その後もかなり職を転々として、今のところに落ち着いたみたい。

 

これもまた衝撃だった。でもミャンマーでは仕事が見つけられないという話は、別のミャンマー人からも聞いた。知り合いのツテで紹介してもらい、私が行くときに案内してもらえないかと相談した。そうしたら最近職に就いたばかりで、半年ぐらいは休みを取れないから案内は難しいと言われた。休みは取れるものの希望休みを出せないという事なのか、ぶっ通しで働いているのかはわからないけど、そこまでして打ち込まなければいけないんだなってことは感じた。

 

若い子たちは親元を離れて、住み込みで働いてる。学校は…行ってないんじゃないかなと思う。すごく山奥から来ている子たちは、ミャンマー語を読めないらしい。学校が遠いから通えずに。

 

それでも彼らは、ものすごく素直で優しかった。大人はぼったくってくるから、たまに苛々したけど、子供達は純粋そのもの。

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彼らには是非とも幸せになってほしい。

 

そして、更に青年はこう言っていた。

 

僕とあなたは同じ人間だけど、日本人とミャンマー人は、同じ人間ではないんだ。

 

私は正直今までヨーロッパを旅してきて、日本人であることを幸せに思った事は少なかった。だから日本に生まれた事は必ずしも幸せじゃないって思ってた。

 

でも今回彼からこういう話を聞いて、やはり日本は恵まれてるんだなと。私は自由も安全も未来も全部、最初から用意されていた。それだけでやっぱり幸せな事なんだと思った。

 

さて、ここでまた余談。

まだ彼に会う前。マンダレーの市内をタクシーで移動していた時、私と友人は、ミャンマーの人々について少し話した。その時彼女は「ミャンマーの人々は幸せですよ。彼らの生活を見て可哀想だなと思うのは、日本人としてみているから。彼らは彼らの生活に満足している、だってここしか彼らの知ってる世界はないから、日本とは比べようがない。もし日本にいったら、逆に彼らは不自由を感じるかもしれない」とそう、ほぼ断言した。

 

これがわたしには、衝撃だった。

 

彼らは幸せなんだろうか…という私の疑問を、彼女は私が日本人としてのモノサシではかってると思ったみたい。だけど、彼女は"彼女の価値観"のモノサシではかっていたように思う。何より恐ろしいのが、断言しているところね。自分のモノサシではかって、決めつけてしまった。それってすごくこわい事だと思う。

 

私は、いつも疑問にしてる。だって分からないから。疑問にして色んな意見や見え方を吸収してから、答えを出すように意識してる。だから青年の話を聞いて、やっぱり彼らにとってミャンマーの生活は厳しいもので、楽しい日々を送ってるかもしれないけど、日本人の方が良いと思っていた。果たしてこの言葉は彼女には、どう届いたんだろう…。

 

たまにブログで、30代にして世界旅行に行った人で、この歳になると価値観が変わらないと書く人がいる。それはその人が、自分の決めつけを事実だと思っているから。それから英語が話せないからだと私は思ってる。

 

今回みたいに英語で彼から話を聞けなければ、本当のところは聞けずに終わってしまう。私も、彼らはこれで幸せなんだろうと思ってたかもしれない。だから価値観が変わらなかった人たちは、価値観が変わるようなローカルの人々との出会いや、出来事がなかったんだろうと私は思うな。

 

価値観を変えるってのは、自分の考えを変える事じゃない。新しい情報を上書きして、何通りもの考え方ができるようになる事だと思う。

 

今日ふとそんな風に思ったよ。国ごと、人ごとに価値観てものは違うから、あなたはそんな風に考えるんですねって受け止める事。

 

だから価値観が変わらないって人は、そこまで深く関われてないんだよ。英語が喋れなくても通じ合うことはできる。でもその裏の考えや闇までは読み取れない。

 

だからやっぱり英語は出来る事に越したことはない。私だって最初から英語が喋れたわけじゃなくて、お金出して海外の語学学校で苦労しながら学んだからね。でもそれだけする価値は絶対にある。

 

でも価値観が合わない人もいるのよな。その人たちとは、話してても受け入れることが出来ないのは何故だろう。なんかすごく押し付けてくる感じがするのよね、そういう人たちって。自分の考えが正しい!って思ってる人が多いのかしら。そういう人こそ本質が分かってない。まあまだまだ迷って何かを探してる途中なんだろう。余裕がないとも言えるかな。

 

こう書くと偉そうに言いやがってと思う人もいるかな笑  私もちょいと前までは、自分なんでも見極めてる!って思ってたw でもノルウェー以来、色んな人たちに会って、すごい人たち面白い人たちに会って、いやー自分てまだまだ知識不足だし、経験も足りてないって自覚した。そこからやりたい事の形が定まって、今は割と迷いがない。だから自分の話をするよりも、聞いてその人を理解したり新しい考え方を吸収しようとするようになった。おかげさまで、その人の良いところも見つけて、なんとか嫌な部分はスルーしながら付き合えるようにもなってきた。

 

いやあ…ミャンマーは色んな意味で私を成長させてくれたな。また訪れたいな。それと同時に、ミャンマーの子供達を幸せにするお手伝いが出来ないかも考えていきたいな。

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戻りたくなる国、タイ

ただいま、ミャンマーです!

あっという間に3週間のタイ滞在が終了。

 

振り返って思うのは、タイにはまた行きたいなと思うこと。

 

何故そう思うんだろう?と、考えた時に、まず思いつくのが安くて美味しいご飯。

 

屋台のご飯は食べても食べても飽きなくて、種類が豊富だから毎日外食しても、まだ食べ足りない。ぜんぶ美味しかった。

 

それから文化。未だに屋台だったり、市場で食品をたくさん売ってる。これだけ発展した世界の中で、まだまだアナログな生活がそこにはある。たまに嫌な人にあたって切ない思いをする事もあるけど、顔を合わせて、これちょーだい。美味しいね。と簡単に伝えられる。

 

利便性を追求しすぎて、人と関わる事がなくなった東京。ちょっとした買い物でさえも、ネットで頼み、すぐに届けてもらう。私たちが便利さのかわりに失ったものが、タイにはあった。

 

それからタイではやる事が色々ある。タイ料理を習ったり、マッサージを習得したり。特にマッサージを習いに来てる人は沢山いた。

 

私はこれは日本にも言える事だと思う。自分が日本人だから気にしてなかったけど、日本には習うものが沢山ある。これはインバウンド事業として、かなりいけるんじゃないかと思う。

 

マッサージなら日本には指圧がある。現にイタリア人の友人は、日本で指圧を習いたいと言ってたし。

 

あとは焼き物や染物もある。外国人向けに学校を作ったら結構いけるんじゃ…?そういう伝統が残ってるのは地方だから、地元の人たちとの交流も出来るだろう。漬物とか作るのもいいよね!めちゃくちゃいいじゃん!地方のゲストハウスや職人さんと提携して。

 

…しかしまあ、これは私の自然に沿った暮らしアイデアじゃなくて、インバウンド事業による地方創生とお金をまわすアイデアだから、仕事にはしないけどさ…。このインバウンド事業と、環境保護が繋がればいいんだけどねえ…。

 

ヨーロッパでまた行きたいと思う国はどこかな?と考えた時に、あまりピンとこない。ヨーロッパは建築物や大自然の観光がメインで、その土地ならではの技術を学ぶってのは、なかなかないのでは?あまりヨーロッパの国々の手仕事を知らないけど、アジアの方が圧倒的に伝統的な手仕事がまだ残っている気がする。これはとっても良い事だと思うんだけど、どうかな!?

 

日本にもポテンシャルが沢山ある!

 

ただ…旅した中で出会った外国人のみんなが口を揃えていうのは、物価が高いということ。

 

アジア諸国に比べたら高いよね…。コンビニのおにぎりでさえ約150円、タイで150円あれば屋台でご飯たべれるもんね。交通費も高いし。ホステルも高いし。

 

だけど人々が優しいってのもよく聞く!日本人は、外国人には優しいからね!笑  タクシーのぼったくりもないし。だから多少高くても、もっともっと人を呼べるポテンシャルはあるはず。もっと田舎にあるはず。

 

あータイ料理が食べたいなあ。

 

これから一緒にミャンマーを観光する子は、私と全然違うタイプ!笑  バンコクの宿で出会って、一緒にミャンマー行くことにしたよ。

 

人に喜んでもらう事が好きで、看護師になったんだって。だけどチェンマイで再会したマッサージ師の友人からマッサージについての話を聞いて、閃いたらしい。チェンマイでマッサージを習おうと!

 

看護師は人々を助けるけど、助けるために注射だったり痛い事もしなきゃならない。でもマッサージは直接手で身体に触れながら、ツボに入ると痛い時もあるけど、気持ちよくしあげる。この話を聞いた時に、やっぱりマッサージっていいなと思ったよ!

 

私は自分の気というものを信じてるから、自分の元気な気を手を通じて相手に分けたいと思ってる。指圧はそういうものだって、アルフレッドが言ってた気がする。だから自分がまず元気じゃなきゃいけないんだって。

 

健全な魂は、健全な身体に宿るし、逆も然り。健全な身体に健全な魂は宿る。どっちを疎かにしてもだめなのだ。繋がってるのだ。ぐるぐる円を描く。だから隅っこがなくて、地球が丸いっていうのがわたしには本当に奇跡で。全ては繋がってて、まあるいんだよ。

 

いいねえ。わたしはマッサージ師にはならないけど、もう少しきちんと学んで、仕事の傍ら人を元気に出来たらいいなと思ってる。指圧も日本に帰ったら少し勉強してみたいな!

 

いやーやっぱり旅してると、面白い人に出会うなあ!そして全ての行動は繋がって、新しいステップが導き出されるんだなあって再確認した。人生って面白い。

 

いや〜タイ良かったな!

 

ワンディー先生にマッサージ教わってきた!

はろー!

今日はワンディー先生にマッサージを教わってきました。実は元々ワンディー先生のマッサージは気になっていたけど、男性の先生だと思ってて、男性の先生とマンツーマンはちょっと気まずいかな〜なんて思っていたのだ。

 

もうチェンマイでの予定は色々入ってるから、1日しか受けれず。それでもどんな人なのかなーとか、どんな話が聞けるのかすごく興味があったから行ってきた!

 

この日、生徒さんは私含め5人。全員日本人!そのうち2人は、マッサージ師とエステティシャン。タイマッサージももう1ヶ月以上学んでるベテラン兄弟子!わたしだけヒヨッコw

 

最初は他の人たちがいなくて、ワンディー先生とマンツーマン。ベーシックコースだから、オールドメディシンとかぶってると先生は言ってたけど、ほとんど違った。笑  たまに同じ手技はあるけど、順番違かった!何よりワンディー先生から受けるのが、とても勉強になった。めちゃくちゃ痛かったわw NO痛い NO気持ちいい だって!笑  そしてワンディー先生に自分がマッサージをするのも、また良かった。色々だめな部分を教えてもらえた!

 

オールドメディシンでは、お互い生徒同士で分からず、なあなあになってたことが、やっぱり違うことがここで分かったw あぶないあぶない。他の人たちもベテランだから、色々と細かく指導してくれて、めちゃくちゃ勉強になったよ!!

 

期待していた神経やエレメントの話については、全く触れられなかったけど…。これはやっぱり1ヶ月いてこそみたい。5日間コースで色々面白い話を聞いた人もいるみたいだけど、こればっかりは運というか…。

 

いつからでもワンディー先生のコースは始められるから、今日みたいな上級者の中に初心者1人ということもあるだろう。だからその時のメンツによって、色々変わってくるだろうね!

 

やっぱりエレメントとか五行、身体の仕組みについては自分で勉強しなさいって神のお告げかしら。

 

良い時間を過ごせました!最後はずっとマッサージの練習しっぱなしで、めちゃくちゃ疲れた!

 

そしてひとつだけ気になるのが、営業トーク笑  弟子のマッサージを100バーツで受けないか!?とよく言われる。断ると拗ねる。拗ねる時に一言多いのが苦手w まあこれは私の性格だから、そういうのが受け流せる人なら大丈夫だと思う!

 

さて、それから私はバスチケットを探す旅に出た。国営バスは売り切れ。電車も売り切れ。私はランタン祭りの最終日23日にバンコクへ戻るんだけど、祭り中だから誰も帰らないだろうと思ってたの。そしたら何故かみんな23日に帰るらしく、ほとんどのバスが売り切れ。

 

仕方ないから、来た時と同じバスを使うことに。これならまだどんなもんか分かってるし、そこまで酷くなかったから!荷物は勝手に開けられて盗まれる可能性があるから、南京錠してさらにセロテープぐるぐる巻きにするけどな。これでセロテープ切られてたら、間違いなくスられたってことだもんね。

 

そんで適当に見つけたツアーデスクでチケット買いたいという。すると男性が、23日かあ…かなり厳しいかもねと脅してくる。いくつか電話をかけたあとに1席見つかったと。そして提示された値段が1000バーツww また思い切ってきたなー笑  700バーツでしょって言ったら、祭りだから少し高いんだって。まけてくれとお願いしたら、800バーツにしてくれた。往路でかかった値段が750だから、まあ50ぐらい仕方ないかと。23日に帰らなかったら、全ての予定が狂っちゃうからね!なにせ25日にフライト予約してあるし!

 

こうして無事にバスチケットを購入。これでタイでの旅程は全て整った。3週間あっという間だなあ…。ちなみに未だにソンテウもバイクタクシーも一度も使っていない笑  全て徒歩でやりきってきたぞ!!

 

明日はフリー。お土産買いに行かないとなあ。

 

今いる宿はイマイチなんだけど、屋上があるから好きだ。外でご飯を食べたりビールを飲むのが好き。小さい部屋の中で他人がいると気になるけど、屋上だったら全く気にならない不思議。

 

夜は目の前のお寺から、お経みたいなのが聞こえてくる。ランタン祭りが近いからかな?

 

ランタン祭りは満月の日に開催される。毎日月を見上げては、お祭りまでのカウントダウン。なんだか良いねこういうのって。すごくワクワクする。月って2週間で満ちるんだね。

 

いや〜ほんとに月日が経つのって早い。もう旅も残すところ約1ヶ月。信じられないなあ…

 

全部受け止める

昨日に引き続き、何やら気分が塞いでいるため、ちょっと暗いですよ。要注意ですよ。

 

最近気分が塞がる周期が短いような気がしないでもない。不規則な生活だからかな?考え事が止まらなくて、心配も止まらなくて、だからこそわたしには思考を一時ストップさせる瞑想が必要なんじゃないかと思いつつ、やっぱり溢れ出す思考を止められず、最終的に携帯をいじる。おい。

 

今日ふと思ったのは、私は全部受け止めすぎなんじゃということ。例えばパーイ。バイクがいっぱいで騒がしい、あの雰囲気を真正面から全部受け止めてる。同様に森に入ったら、森の雰囲気を真正面から受け止める。

 

人の言葉もそう。冗談のつもりで言われた台詞を、私は本当だと思って真正面から受け止める。冗談で言われたイヤミを受け流せなくて、ずっと気にしてるのが元店長にはバレていた。

 

気にしすぎと思われるだろうけど、人に冗談でも死ねって言えない。たまに、お前死ねよ、ってふざせて笑ってる子とかいるけど、あれつらい。一回受け止めるからな、その言葉。冗談だと分かっててもつらいんだからな。

 

なんて言ったら、めんどくせーと思われて、友達減るかな?そう、私ってめんどくせーやつなんですw 知ってたw

 

他人を許せないやつなんですわ。だからパーイでも、勝手に自分の理想押し付けて、斜めに構えちゃったんだよね。すみません。

 

もっと他人のすることを許せたら、生きやすいんだろうな。他人は他人と思ってても、ついつい自分を押し付けてしまう。私ってわがまま。やりたい事をやりたいから、だから、いつもひとりで行動することになるし、それが楽なんだよね。

 

もっと大人にならなければな…大きな器でどっしり構えたい。理想はシャンクス。

 

ところでさっき、バンコクへ戻るチケットを調べてたんだよね。帰りは国営バスを…と思ってたのに、さっきネットで調べたら売り切れてた…!!そんな!まだあと5日ぐらいあるのに!?

 

窓口に行けば買えるかもしれないけど、バス乗り場が遠くて、いちいちタクシー使わなきゃいけないのがすごく面倒。もっとネット予約も簡単に出来たら良かったのにな。

 

仕方ないから明日、悪評高いバス会社のチケット買えるかツアー会社をまわろうと思うよ…。こういうところが、アジア旅行面倒臭いよね。ツアー会社ごとにバス会社が違ったり、何処で買えるのか分からないんだもん。あー考えるほど面倒くさい!めんどくせーなーもー。早く日本帰りたいわいーーー

 

微妙なズレを感じるパーイ

 

パーイ にやってきたよ!

チェンマイからバスで3時間。泊まってたホステルで予約をとり、ピックアップしてもらった。会社はaYa serviceというところだった。

 

ここは若いスタッフしかおらず、対応が超塩w 車はめちゃくちゃ良くて、シートは革張りでやや柔らかいし、室内のエアコンもばっちり。鍵でエンジンかけれちゃうハイテク。だがしかし、若い運転手の気性が荒い。地味な見た目に反して、煽り方がえげつない。

 

道中、車酔いしないかも心配だった。色んなブログを見たら、くねくねすぎて車酔いする!とか、酔い止め必須!とか。

 

なぜインターネットは不安を煽る事ばっかり、上位に出てくるんだろう?

 

チキンハートの私も、もちろん、めちゃくちゃ心配した。でも酔い止めを買いに行くのが面倒だったから、何も飲まずに自分を信じて車に乗った。

 

あのな…酔い止め全然いらんと思うわ。日本の山道とまっっっったく一緒。私は箱根が大好きでよくドライブするんだけど、箱根のようなもん。箱根の方がよっぽどくねくねしてるかも。

 

たしかにカーブは多い。でもずーーーっと3時間カーブが続くわけではない。カーブしてはまっすぐ走って、またカーブして…って感じ。スピードも出てないから、そこまで重力も感じない。何より舗装状態がとても良い!私はてっきり悪路ででこぼこしてるんだと思ってたら、縦揺れは一切なし!

 

というのも、この道路、日本軍が作ったものだそう。だから日本人は、そこまで構える事ないと思う。全然ドライブしない人は、ちょっと気をつけた方がいいかもしれないけど、変に薬飲んで朦朧とするより景色を楽しんだらいいのでは?と思った。

 

そうしてたどり着いたパーイ。ここではゆっくり休む事が目的だったから、バンガローに宿泊することに。

 

中心地にありながら、割と外れの方で川に近いから、とっても静か。(夜は近くのバーの音楽がうるさいけど)

 

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テラスにハンモックがついてるのが決め手!パーイでは何もせず、ただのんびり過ごそうと思って。

 

だけど着いてみてびっくり。欧米人多すぎ!小さい村のメインストリートに並ぶ土産屋とお洒落なカフェやレストラン。ここはタイではない。バックパッカーの聖地と呼ばれ、海外旅行客と移住した人々が人口の半分以上を占めるらしい。そんなもんで、すっかり欧米の風に吹かれているパーイ。

 

バスも電車もないから、観光客も住民もみんなバイクを使う。よってメインストリートには路駐のバイクがずらっとならび、狭い路地に溢れかえる人と、走行するバイク。うるさいしこわい。

 

私はショックを受けた。もっと静かな場所だと思っていたのに!

 

そしてみんなが、あの、タイパンツを履いている。一種の洗脳じゃないかと思えてきちゃうほど。タイに着たらタイパンツを履いて、スクーターに跨って、有名スポットへ!

 

可愛いから履いてるんだろう。着心地いいから履いてるんだろう。でも自由を追い求めるバックパッカーも、結局こうなるのかと。周りの流行りや環境に染まるのね。というか、真のバックパッカーは、きっとパーイには来ないだろう。ここは人が作り上げた偽物の桃源郷。自然をリスペクトするなら、バイクという選択肢はなしのはず!それでも綺麗なものを見たい欲望には勝てないのじゃ。その綺麗なものも、だれかが宣伝して作り上げたものなんだけども…。

 

ちなみに綺麗なものを見たい欲望は、コムローイ祭りによく出ていると思う。コムローイのランタン、あれ、最後どうなってるかが実際のところ分からない。環境に配慮した素材とは言ってるけど、その素材って一体?環境に配慮したとしても、民家に落ちて火事になったりしてるし…。山に落ちればただのゴミとなって、動物たちの邪魔をする。それを拾う人はいるのか?

 

それでも人々は飛ばすのをやめない。だって環境に配慮してるって言ってるし、どうしても綺麗な景色を見たい!って思うんだろう。私も綺麗な景色見たい。ディズニーラプンツェルが大好きだから、その舞台をこの目で見たい!だからコムローイには行く、片棒を担いでしまう。ランタンは…あげないつもりだけど、友達があげようって言うなら私はあげるだろう。。。

 

…と、まあ最初私はかなりネガティブになったのじゃw でもそれでも私もパーイが好き。

 

何故なら少し歩けば、人が全くいない、ローカルで自然いっぱいのスポットがあるから!

 

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トレッキングコースまでの道。少し中心地から外れただけで、田舎の静かな風景が広がる。水と土の混ざるにおいが大好き。私の魂に刻み込まれてるにおい。

 

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ジャングル探検!そもそもここに来たのはジャングルに行くためでなく、散歩の休憩地として決めたカフェがトレッキングコースの始点だった。でも着いてみたらカフェはやってなくて。ここまできたから、滝でも見に行くかと進み始めた。

 

だけど1枚目の写真のポイントで私は迷った。山に続く獣道が左側にあったんだけど、どうもそれが滝に続く道なのかが分からない。でもそれ以外に道はない。困って近くにいた人に聞くと、なんと川を渡る必要がありそうだと。

 

初見殺し。

 

誰が川を渡るなんて想像しようか?渡るなら橋があるはずだと思っていた私の常識は壊された。タイミング良く川の向こうから現れた人々。

 

こうして私はその男性と一緒に、裸足で川を渡ることに。なんでも滝はここから650メートル先で遠くないという。足が乾かないまま、進み出す男性。裸足。まあいっかと思い、私も裸足でジャングルの中を歩くことに。

 

道はぬかるんでいるけど、のめり込むほどじゃなく、粘土みたいに柔らかい。足裏に泥がひっついて汚れることもない。最高。おかげさまで足裏が痛むことなく、すいすい歩けた。途中小石の多い道もあったけど、なんとかなる。その後も3回ぐらい川を渡った。

 

そしてたどり着いたのが…滝があるはずの場所w 何もないw それが2枚目の写真。

 

今乾季だから、乾いちゃったのかな?それでもあれだけの水量があった事を考えると、雨季にはなかなか行けない場所かもしれない。鉄砲水があるのか分からないけど、水量が多かったら渡れなさそう。

 

滝は見れなかったけど、裸足でジャングルの中を歩くのは、とても楽しかった!ノルウェーに行ってから、裸足の気持ち良さに気づいてしまって、度々裸足になる。おすすめです。

 

帰り道は別の道を歩いて戻る事に。日本の田舎と風景が似てるけど、植物の種類が全然違う。だけど途中セミみたいのが鳴いていたり、鳥の声もそこら中から聴こえて、とても心地良かった。

 

旅行中は街中に泊まる事ばかりで、山や森には全然行かなかったから、こんなに綺麗な鳥の声を聞いたのは久々。

 

山の中を歩いて、大好きなにおいをかいで、鳥の声を聞くだけで、疲れがとれてく。わたしには森林浴が最高のデトックスなのだ。

 

誰もいなくて、舗装されてない道を歌いながら歩く。とても静かで満たされた時間だった。

 

それからバンガローに戻り、ハンモックに揺られながら本を読んだり寝たり。そしたら蜘蛛が玄関付近に巣を作り始めた。

 

実は昨夜からそこには蜘蛛の巣があって、朝出るとき気を付けながら出たんだよ。だけど掃除のおばさんが壊しちゃったようで。それでまた蜘蛛がそこに巣を作り始めた。一生懸命作ってるのをみて、だんだん落ち込み始める私ww

 

蜘蛛は自分の家を、自分の組織で作った糸で作る。環境を壊さずに、あるものを利用して作る。そして獲物がかかるのを待つ。折角作った家を壊されて、また糸を精製して獲物を待つ。糸を精製するのもエネルギーがいるだろうに、もしお腹減ってる時に巣を壊されちゃったらどうなるのか…。そんな事を考え始めちゃったんですな。疲れてるw

 

なんで人間に生まれちゃったんだろうって。一番辛い生き物じゃないかと思う。一番死を受け入れられない種族。一番環境を壊す種族。この地球上で、ここまで自然の循環から外れた動物は人間だけじゃないかと思う。死んだら火葬されて壺に入れられて土に戻ることもない。骨はずっと残ったまま。自然にかえることができない、もしくはかえることを拒んだのか。何さまかと思う。

 

来世何になりたいか?って質問があるけど、わたしゃもう来世なんてごめんだよ。そういう意味でも、仏教の教えにはかなり共感する。仏教の悟りとは、輪廻転成から解脱すること。仏教にとって人生とは辛いものなのだ…。

 

だから人間と種族であることを誇れるように、自然の循環の中でなるべく生きていきたい。そういう人たちを応援したい。もっとみんなに知ってほしいと思うんだなあ。押し付けがましいかなあ。

 

今、暗くなった外で外灯つけてブログ打ってたんだけどね…灯りに誘われて蛾がやってきてね。その進行方向に蜘蛛がいたんだよね。このままじゃ食べられちゃうぞと思って、ドア蹴って逃したら逃した先にトカゲがいた!トカゲがベロを伸ばして食べようとしたんだけど間一髪蛾はそれを逃れた!よく見たら外灯のとこでトカゲが2匹も待ち構えてる。灯りの下に虫が集まるって分かってる。

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余計な邪魔をしてしまった…。トカゲのご飯の邪魔をしちゃった。こういうのには手を出しちゃいけないんだよね…しかし食べられる運命ばかりの蛾も大変だね…。日本じゃさっぱり見なくなったトカゲ、タイにはめちゃくちゃいるよ。

 

いやあ…人間ってなんなんだろうね?

 

いやあ、パーイ色々考えるわ。久々に1日ひとりでいるからなあ。明日からまたホステル暮らしだし、バンコクで知り合った子たちと会うし、ミャンマーもそのうちの一人と行くし、また暫く誰かと一緒の日々が続く。それはそれで楽しいし嬉しいんだけどね!

 

私は内向型なので、友達といる時間と一人の時間のバランスが保たれてないと疲れるんす。最近特に顕著にそれが出てしまう。ブダペストの宿にいた時も、仲良しの友達がいて他の人たちもみんな良い人だったのに、ある日一気に疲れが出ちゃって無気力マックス!ずーっとひとり部屋で寝てた笑

 

こんなんで日本に帰ってから仕事とか出来んのかな?ww