NOTE

Seek sustainable life with the nature

人口減少について本を読んで思ったこと

最近新しい本を読んでます。

人口減少社会の未来学です。

 

日本人は、危機に対する準備をすることがいけないことだと思ってるって冒頭に書いてあって、まさにその通りだと思うと思いました。

 

スペースシャトルの話が分かりやすいです。スペースシャトルでは、完璧な準備をすることが難しいんです。何故なら地上に完全な真空で無重力空間を作ることはできないからです。さらに宇宙には放射線だってとんでるし、場所によっては太陽の熱にもさらされます。

 

だから全てをテストして、完璧な準備はできません。そのかわりに想定されるあらゆるトラブルを書き出して、それに対して解決策を講じます。本当にありとあらゆるトラブルです。これは毛利さんのユニバソロジの考え方という本で始めて知りましたけどね。

 

だけど日本はその、トラブルを考えることを避ける傾向にあるんですって。これがうまくいけば、こういって、こうなるはずだ。それが先の大戦での希望的観測です。うまくいくことを前提に話を考える。だからトラブルが起きた時に対処できず、ごろごろと下り坂を落ちてしまう。

 

それが分かっていてなお、悲観的な事を考えるとそのように行動して、結果的に悲観的な事が起きてしまうと言うんです。

 

だから将来に問題が起きると分かってても、それを起こる事としてとらえて、問題解決に取り組まない。

 

…日本の人口減社だけでなく、環境保護にも通じる話だと思います。

 

地球の資源がもたない。分かっているのに、私たち市民は何も行動していない。何故か。地球の資源が枯渇するのは少なくとも我々が死んだあとの、少し遠い未来だろう。だから自分の死んだ後のことは残った人たちでどうにかしてくれやという感じでしょうか。

 

何も今までの人たちを責めているわけではありません。苦しい戦争のあと、ここまで世界が豊かになって、今私の自由な暮らしがあるので、とても感謝しています。

 

ただ、今現在の私の世代20代〜40代の人々は後世から責められても仕方ありません。こんなに考える余裕のある自由のある社会の中で、未来で資源が枯渇すると分かってるのに、何も行動しない私たち。

 

危機が訪れる確率が高いならなおさら、色々な危機を想定して、対策を考えて、柔軟に行動すべきです。

 

じゃあ私は何をやってるんだと言われたら、身近なところでは、ビニール袋はどんな買い物でも断りますし、マイボトルを持ち歩いています。野菜はなるべく有機野菜を買ったり。これから仕事にも色々と組み込んでいこうと思っています。

 

そんな小さなことでも、意識することが大事です。意識して、マイボトルなのかペットボトルなのか選ぶことが大事です。それでもペットボトルがいい!と思うなら仕方ありません。個人の自由です。

 

なぜマイボトルなのか。プラスチックの過剰生産を止めること、ゴミを増やさないこともそうですが、鯨や海を汚したくないからです。私が海に捨てるわけではありませんが、ペットボトルを使う人がいるから、ペットボトルが沢山作られて、捨てられたものが海に流れ着くんです。

 

少しでも消費が減ってきたら、もしかしたらペットボトルにかわる環境に良いボトルを開発するかもしれません。どんなに小さくても、まずは、自分から始めなくては!

 

それじゃあ人口減少に関して私に出来ることはあるのか?

 

…私は最近思うんですけど、人口減少は必要なことだと思うんです。いっとき私たちの負担は増えます。でも地球の資源の枯渇は、使いすぎが原因です。単純に考えて、人類の数が明らかに地球に対して大きすぎるんです。

 

だから私は生物学には詳しくありませんが、本能的に、数を減らさなきゃ人類が生き残れないって判断してるんだと思います。大きな流れがある。

 

だから何も減少は悪いことではない。むしろもう減少は決まった事なんだから、結果起こる事を想定して色々な対策をたてないといけないんです。それが起こらなかったらラッキー。就活の面接の質問に対する準備と同じですよね。あらゆる質問を想定して答えを用意するけど、全部は聞かれません。でも全部考えておけば、何を聞かれても柔軟に対応できます。

 

子作り政策は根本的な解決にはなりません。増やそうとして増えたところで、またいつか高齢者が増えて、子供が減り同じ事が続くんじゃないかと思います。

 

そんな私の考えが、もっと具体的に色々と語られている本です。まだ読了していないので、解決策は自分では思いついていませんが、これから考え続けたいと思います。

 

さて、そんなわたくし、帰国して2ヶ月。お金が全然ありません。もう3万円ほどです。さすがに友人にも会いに行けません。

 

でも引っ越しがあるし、家の手伝いやちょっとした細かい用事があるので、3月は引きこもろうと思っていました。

 

そうしたら…!なんと、レストランを経営している知り合いが人手不足だからと1ヶ月働かせてくれることになりました。嬉しい!

 

不思議ですね〜今っていうタイミングで、お声がかかるんですよね。天の采配でしょうか。

 

以前も、カナダから帰国した際どうしようかと思っていたら、知り合いのペットショップで人手が足りないからと2ヶ月ほどゆるゆるとバイトをしていました。

 

本当にありがたいですね。おかげさまで3月は少し働いてお金を稼ぐ事が出来そうです。

 

昔は桜木町駅前におっちゃんが立ってて、日雇いのバイトの斡旋をしてて、すぐにバイトが見つかったそうです。今はなかなか難しいですね。そういうアルバイトの会社に登録すればいいんですけどね。ちょっと二の足踏んでいたので、今回のお声がけは本当に助かりました。

 

こういう事があると、神さまが助けてくれてるのかな。それなら私が歩もうとしている道はきっと間違いじゃないんだろうな、今のところは。なんて思ってしまいます。

 

てなわけで、3月にノルウェーイベントをしようかななんて思っていたけど、ちょっと忙しくなりそうです。