NOTE

Seek sustainable life with the nature

アンコールワットとトゥクトゥク

さてさて、カンボジアも残すところ少し!

今日でアンコールワット観光は終了したよ!

 

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ずーっと行きたいと思っていたアンコールワット。正直アンコールワットよりベンメリア遺跡やアンコールトムの方が好きだったけど笑

 

自分の目で見れて、空気を感じる事が出来て満足!ただ私は一般的な人と比べて、まわった遺跡の数は少ない。

 

1日目

ロリュオス

バンテアイスレイ

ベンメリア

 

2日目

アンコールワット

アンコールトム

タプローム

 

3日目

バンテアイクデイ

プレループ

タソム

プリアカン

アンコールワット

 

普通小回りルートでは6カ所まわるらしいんだけど、私は合計3つしか行けずw それでも2日目、3ヶ所まわるだけで5時間かかったんだよ笑 私、めちゃくちゃじっくり見ながら、ゆーっくり歩くから時間かかる。

 

2日目は真っ昼間の12時スタート。ちょうど昼ごはん時だったから、やや観光客少なめ。第3回廊には100人しか登れなくて、整理券が配られる。友人はここに登るのに30分待ったらしいけど、私は運良く待ち時間なし!行ったらすぐ入れて、中国人団体客はいなかった!

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この日はたまたま祭事があって。色んな果物やお菓子が並べてあって、楽団員もいる。ほぼ用意が整ってたから、そのうち何か始まるだろうと思って座って待ってたんだよ。30分くらい待ったかな?セッティングが完了して、何やらスタッフたちがそわそわしている。遂に何か始まるのか!?と思いきや…

 

始まったのは、写真撮影大会!!

 

もういいだろ、あんたらどんだけ同じ場所で写真撮るねん!!てぐらい、ずーーーーーーっと写真撮ってる。

 

噂ではカンボジア人はFB中毒。事故現場に居合わせたら救急車呼ぶより先に写メってFBなんだって…。こっわ。

 

暫く見てたけど全然写真撮影が終わらないから、諦めた。祭事の後に写真撮影じゃないんだね…。

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上からの眺め。

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アンコール遺跡の好きな眺めのひとつが、廊下のずーっと向こうに見える外の景色。

 

でも私にしてみればアンコールワットはちょっぴり、綺麗すぎるし広すぎる。

 

アンコールトムは、一番遺跡の中を歩いてるって感じがしたんだよね!

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うん、写真じゃ伝わらないね!でもなんていうのかな…屋根の上を歩いてるの。下から見上げてたクメールの微笑みとか、屋根にいるガルーダやナーガなんかの彫刻が目の前にある。うん、屋根の上を歩いてる感じだわやっぱ。目の前にどーんとあるのが、すごい迫力!ここはすっごく楽しかった。

 

上にのぼらず、下から見ても、遺跡感がすごい。かっこいい。


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いやーこのかっこよさは写真じゃわからん!ぜひ現地へ!周囲をぐるっと一周するのめちゃくちゃ楽しかったよ!階段の上に行くと楽しいけど、観光客の数がすごすぎる。狭いだけに。

 

でも下の方はみんな興味ないからがらがら笑  ちょっと岩に腰掛けて休みながら、眺めるの最高だったよ。乳海攪拌のレリーフももちろんあるし。赤土の上に残る古代の柱の間を歩くのは楽しかった。

 

アンコール遺跡の中で一番好き!

 

ただ…上に登る前に暗い遺跡内を歩いてたら子供に遭遇して…。やたら親切にしてくれるのよ。最初に気付けば良かったんだけど、この子、お金目的で観光案内してくる子だったんだよね。途中で気付いて、アイムファイン!っつって断ったんだけど、案の定1$って言われちゃった…。申し訳ないけど、あげなかった。あれは切ない出来事だった。

 

タプロームは良かったけど、迷路みたいだから迷うし、観光客の写真撮影多すぎて疲れた!笑 ここは狭いから、団体客が撮影はじめると通路がふさがる時がある。それにじっくり鑑賞して楽しみたくても、次から次へと人が来て撮影が終わらないから、ゆっくり出来ない。

 

せっかくジャングルの中にあって、虫や鳥の声が綺麗な遺跡なのに、人間がうるさすぎてむり。しかもアンコールワットとアンコールトムでだいぶ疲れてたから、体力気力ともに少なくてね。割とさささっとまわってしまった…。

 

アンコール遺跡の中でも、珍しいぐらい平坦な遺跡だったな!平屋みたい。これも結構広いんだけど、縦の高さはないから、本当に巨大な迷路。それはそれで面白かった!!

 

それにしても木の生命力ってすごいわ。遺跡が石という自然で作られてるだけに、人間の文明と自然が作り上げた芸術として最高だった。

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さて、ここまでが2日目。

トゥクトゥクは15ドル!

実は…1日目の観光で運転してくれた若い兄ちゃんにお願いしてたんだよ。あっちが必要な時はFBで連絡してくれっちゅーから、わざわざFB教えて連絡したんだよ。したら当日、別の人が来て。何の事前連絡もなく、兄ちゃんは都合が悪くなったから自分が来たと、かわりのドライバーがいう。

 

…えぇー。それってどうなの?まあ別にいいけどさあ!でもこのドライバーさん、英語あんまり通じなくてちょっと苦労した。親切だったけどね。わざわざアンコールトムの南門で一回おろしてくれたり。

 

3日目。

上記のようなことがあったから、もう兄ちゃんに頼むのはやめた。ホテルでお願いした。実は口コミに、ここで手配してもらったトゥクトゥクがとても良かったって書いてあったのだ!

 

最終日だったから、自分が行きたいとこにいこうと思って、大回り、小回り両方から遺跡をピックアップしたよ。でも大体大回りコースを全部まわると20ドルだから、そんなもんだろうと思ってたの。そしたらなんと25ドル!んー、思ったよりやや高い!

 

だけど…最終的に私は30ドル払いました笑  もうね、サービスが最高だったの!!!

 

トゥクトゥクにクーラーボックスが積んであって、なんと氷で冷やしたお水が無料!私は3本くらい飲んだわ。それからおやつ休憩が3回もあって、パイナップル、マンゴー、チャックフルーツを出してくれたよ!!!さらに遺跡の事もかなり勉強していて、遺跡に着くたびにその遺跡のことを教えてくれる。そしてきわめつけは…!!!全部回り終わった後に、ビールくれたのー!!!!私は感動した。ここまでしてくれるなんてって。だから30ドルあげたことも後悔してない。

 

さて、まず行ったのはバンテアイクデイ。

かつてアンコール王朝には警察とかなかったんだって。だから誰かが揉めた時に、それを裁く人がいない。どうしても折り合いがつかない時は、ここに来て、神の力をその身に憑依させた第三者が審判するんだって!憑依させた人が僧なのかどうかは聞き忘れたけど、そういう審判の場所だったんだって。

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この寺も元々は仏教で作られたらしいんだけど、そのあとヒンドゥー教の人々に破壊され、作り直されちゃったらしい。そんな中、とある場所で仏陀の彫刻を発見!

 

警備中の若い男の子が教えてくれたの。ここに仏陀がいるよって。象の上に乗ってて、花があって、周りには猿もいる。更になんとこのとなりの暗い部屋では、無数のコウモリが寝てた!www あんなに近くでコウモリ見たのはじめてだよ!すぐそこにいーーーっぱいぶら下がってた…!可愛い。

 

しかしこの時私は若干警戒していた。色々と教えてくれるこの子も、お金を求めてくるだろうか…?サッカーの話になって本田がカンボジアに来てサッカーを教えたとか、カンボジア人も日本のチームでプレーしてたとか色々話してくれて。ついつい話にのって、ちょっとお喋りして。でもお金せびられる前に行かないとって、ちょっと強引にバイバイしちゃったんだよね。でも後から考えたら、たぶんあの子は親切にしてくれただけなんだろうなって思う。

 

本当に一部のお金をせびってくる人たちのせいで、本当に優しい人まで疑うのがつらい。お金をせびられたときに、びしっと断ればいいだけなんだけど。私の態度があの子を傷つけてなければいいなあと願う。

 

別の遺跡では同じように観光客の欧米人に見所の場所を教えてあげた警備の子がいた。欧米人はそれを聞いた後に、君もお金を要求するのか?と直球に聞いてた。すげえな。警備の子は、聞き取れなかったみたいで、なんですか?って。そんでまた同じ言葉を繰り返す欧米人。切ない。たった1ドル。1ドルのために疑心暗鬼が起きる。たった1ドルなんだけどね…。

 

なかなか面白い遺跡だった。

 

次、プレループ。

ここは身体を捨てて生まれ変わる場所。つまり火葬場だったらしい。西欧人にはなかなか伝わりづらいみたいよ笑  輪廻転生って概念がないからね!でね、ホワイノットさんが、ロイヤルファイアをどうやって起こすか知ってるか?って。王族の人たちの火葬に使う火は特別なやり方で起こすんだって。それがなんと…ガラスで太陽の力を一点に集めて火を起こすんだって…!!!めちゃくちゃ大変じゃん!!昔、鉛筆で黒丸書いて虫眼鏡でやったわそれ笑  太陽は神の力のひとつだから、それが神聖なやり方とされたんだって。

 

ここはねーてっぺんからの景色が良いよ!ほかに見所は少ないから、私はてっぺんの岩に腰掛けてしばらく休んだわ。景色が良いからね!目を閉じてちょっと瞑想してみたり。こうしてみると、本当カンボジアってジャングル。全然人の生活が見えない。

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狛犬ならぬシンハの美ケツ。

 

それからタソム。

ここは神のためじゃなく、教師たちのための寺だったんだって。ものを教える教師っていうのは、とても大事な存在だったんだろうね!カンボジアでは相手によって挨拶する時、合唱の位置が変わるんだって。胸の前の合唱が友人。そこから少しあがると年上の人。顎の前が教師。鼻の前が両親。そしておでこの前が神さま。この挨拶に教師っていうカテゴリーがあるのが独特だよねえ。

 

タソムは行く予定なかったんだけど、ホワイノットさんが木を見てこいって。この木は遺跡を破壊しちゃうから切ろうってなったらしいんだけど、逆に今では木が遺跡を支えてるから、切ったら遺跡が崩れちゃうんだって。それでそのままになってる。


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こんな感じでジャングルの中に埋もれてる遺跡大好きだなあ。なんかひっそりとあって。虫や鳥の声も多くて癒されるし。すごく自然パワーがある!歩いててとても楽しいのだ。窓から緑が見えるからね!

こじんまりしてて見所は木ぐらいだけど、涼しいし、休憩がてらお勧め。

 

それからプリアカン。

えー、ここは、王様7世のお父さんの為に作られたお寺!ここもヒンドゥー教の人々に壊されちゃったんだって。

そこで私聞いたんだよね。どのお寺も仏教だったのが、ヒンドゥー教の人々に壊されて建て直されてるけど、逆にヒンドゥー教の寺を仏教の人々が壊すことはあったのか?って。そしたら、それは1回もないって。仏教の人々は全てを受け入れるから。

カンボジア人でヒンドゥー教の人は、その身に神のパワーが宿るように、サンスクリット語でタトゥーをいれてるんだって!驚き。

 

プリアカンの壁には(タプロームもらしいけど)、無数の穴が開いてる部屋がある。そこにはかつてダイヤモンドが埋め込まれていたんだって!光を受けて、きらきらと輝くように。私はちっとも穴なんて気にしてなかったからビックリ!あとは、石を持ち上げて積むために開けた穴もあるんだけどね。これはアンコールトムの近くに実際使われた道具の再現が置いてあったよ!ホワイノットさんが、わざわざここに寄って説明してくれたの。テコの原理を使ったシンプルだけど、すごく頭の良い道具!まじで天才!これがあったから、昔の人々は私が想像するよりも簡単に石をつんでたんだなあ。本当にすごいや。

 

プリアカンはねーアンコール遺跡の中で2番目に好きかな。同じような暗い部屋ばっか続いて最初は楽しくなかったんだけどね。暗いしw でも東側の2階建柱のある外の回廊がめちゃくちゃ素敵で!

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見て!見てくれ、この回廊!なんか素敵じゃない!?だめだ、写真だとやっぱ伝わりづらい!でも広々としてて、すごく良かった。なんかセーラームーンに出てきそうな。3枚目の写真は、FF9にありそうな。わかる?ダガーが髪を切る、あの川辺のシーンにありそうじゃない?

 

ここも割と平屋っぽい。すごく広いけど、平面なんだよね。建物が壊されてなければ、もっと高かったと思うけど。でもすごく大きかった。ダンジョン感溢れ出てる。ドラクエとかありそう。岩踏むとなんかのトラップ発動しそうよね。

 

見所はやっぱし回廊かなー。多分四方に回廊あったんだろうけど、ほかのやつは破壊度が酷くて。ここぐらいしか綺麗に残ってなかったよ。

 

帰り際にさ、ふと後ろを振り向いたんだよね。そしたら観光客たちがさ、薄暗い遺跡の中に消えてくの。暗い暗い通路の向こうの光の中に、前へ進む人々が見える。

 

さっき騒がしく私の横を通り過ぎていった人たち。でも今、私の周りは無音で。何の音もしなくて(虫の声はするけど)、まるで遠くの回廊の奥で動く人々が、別世界にいるみたいで。あぁ、あそこは過去だって、なんとなく思ったんだよね。私がさっきまでいた場所、そこに彼らはいる。まるでテレビの中みたいに、別の世界を映し出してるかのように。みんな過去に戻っていく。すごく不思議な感覚だった。暑さと疲れで若干朦朧としてたんだろね。でも本当に音がなくなった瞬間、自分が切り離されたのか、あそこだけ切り離されたのか…。

 

不思議だね、遺跡って。

 

ここもジャングルの中にある遺跡。過去の栄光を、今に伝える遺跡。盛者必衰。かつての人々と栄光に思いを馳せながら、私は今を生きて、未来に行くんだなあ。そして私もいつか過去となるんだろうなあ。

 

さて、最後はアンコールワット

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夕陽に赤く染まるアンコールワットが見たかったけど、ちょっと陽光足りなかったかなー!でも満足じゃ。なかなか中で夕陽を見る人は少ないみたいで、人が全然いなかったよ。水面に映った姿かっこいいね。でも不思議なことに、肉眼でみると、こんなに綺麗に反射してないんだよねw

 

いやー…とうとうアンコール遺跡観光も終わってしまった。

 

あと1日でカンボジアともおさらば。私は家に帰る。最近は家に帰りたくて仕方なかったけど、やっぱりいざ帰るとなると寂しい。日本で仕事して生きていけるだろうか。好きな時間に起きて、だらだらして、遊ぶだけの毎日につかってしまった。

 

はあ…がんばろ。

 

さっき、部屋にやもりが出てさ、ここにいたって餌になる虫いないしと思って追い出したんだよね。そしたら蚊がどこからか入ってきちゃった…!!やもりちゃん、戻ってきてー!