NOTE

Seek sustainable life with the nature

怖気付いた夜

ただいまバスの中!

チェンマイに向かってるよ!

 

バスのチケットを適当な案内所で買ってしまって、ものすごく後悔していた。カオサンバスは盗難が多くて危ないって後から調べて知ってしまったし。安全とお金を引き換えにしてしまった…とすごく心配していたわたし。

 

当日案内所待ち合わせで時間前に到着するも、私しかいない。デスクには無愛想な中国人みたいなスタッフがひとり。でもなんか態度が一貫して無愛想だったもんで、逆にちょっと信頼がわく。媚び売って押し売りしようとしないんだもん。

 

それでも不安なわたし。どこかに連れてかれるんだろうか?もし売り飛ばされたらどうしようとか、ネガティブな想像ばっかり。

 

約束の19時を過ぎると、男の子が迎えに来た。歩きでw 彼の後ろについてカオサンロードを進む…!何もない場所で、ここで待ってろと言われる。

 

置いてかれた…!

 

おわりだ!

 

そう思ったけど、なんと後ろから日本語が聞こえた!恐る恐るバスに乗るんですか?って聞いたらそうですって。

 

良かったー!日本人いたー!

 

その人たちに不安をぶちまける。もうほんっとに心配すぎてどん底だったんです。そしたら、これから乗るバスは割と安全度の高い良いバスみたいですよーって教えてくれた!

 

無愛想な中国人スタッフも、そういえばそう言っていた!バスは2種類あるけど、もう1つのやつは良くない会社だから提示しないって。私の選んだやつは良い会社だって。

 

疑ってすみませんでした。

 

そして今無事にバスに乗ってるわけじゃ。

 

WiFi、エアコン、水、お菓子、ご飯付き!車内はほぼ満席!欧米人率多し。

 

こうして無事にバスに乗れたことで、私はまたひとつ成長したことだろう。だけどひとつ落ち込んでることもある。

 

せっかくのミャンマー行きの機会を逃してしまったの…。同じ宿の人がたまたま同じ時期にミャンマーマンダレーに行くって教えてくれて。不安なら空港まで迎えにいくよと言ってくれた。さらに同室の女の子もミャンマーに行きたいから、チェンマイから一緒に行きましょうと言ってくれた。

 

こんな偶然ある?いや、ないね!ミャンマーに呼ばれたね。

 

でも…考えた挙句断ってしまったのだ。その時バスに乗る前で、すごく不安な時だったから、もうこれ以上こんな思いはしたくないと思って。アジア怖いの一心。ばかだな…一晩寝てから答えれば良かったな…

 

バスに乗れたらちょっとほっとして。ミャンマーもひとりで行くんじゃないんだから、行けばよかったなって。

 

でもミャンマーは良くても、飛行機がこわい。LCCが安いから落ちるだなんて思ってるわけじゃないけど…やっぱりこわいねん。

 

だけど何も出来ない人って、出来ない理由ばっかり述べる人だってよく言うじゃん?今の私がまさにそれだなと思ったら悔しくなってきちゃって。

 

べつにそこまでして行きたいほど、ミャンマーに思い入れがあるわけではないんだよ。だけど私の憧れる人たちが、ミャンマーいいよって言うから、この目で見てみたくて。だけど一人で行くのは怖くてねえ…。治安もだけど、狂犬病もこわい。

 

みんな行ってるのに、どうして私はビビりなんだろうかと…この日はすごくネガティブな日だったから自己嫌悪が止まらなくてねえ…。

 

それで友人達に連絡したら、空港に迎えに来てくれるって人が、チェンマイで一度落ち着いてから相談しましょうって言ってくれて!

 

なんだかアジアってヨーロッパよりも、よっぽど観光しづらいと思うのは私だけ?ヨーロッパはスリが多いけど、一人で行けないような場所はなかった。どこにでも観光客が溢れてたし、タクシーでの強盗強姦なんて注意点として上がってこなかった。

 

だけど、アジアは人は良いのに、性犯罪が多い。女性の被害者が圧倒的に多くて、この男女差別に心底腹が立つ!スコータイ遺跡とかも行きたかったけど、周りに人がいなかったら女性の一人歩きは狙われるとか…なんなん!?ほんっと苛々するわ!

 

それなら友人とミャンマー行った方が、まだ心強いわと思ったから、たぶんミャンマー行く。でもマンダレーバガンだけかな、今回は!

 

勇気を出せない自分にすごく落ち込んだ一方で、無謀に挑戦しつづけることだけが勇気じゃないとも思ったり。なんだか複雑なバスの道中でしたわ。

 

自分の中で物事の決断をするとき、理由は必要で。デメリットは出来ない理由ということで。出来ない理由と同じ数だけ、それをやる理由も考え出した上で答えを決めれば、それは逃げではないと自信を持って言えるんだけどね。