NOTE

Seek sustainable life with the nature

音楽が旅を彩るinベネチア

早いものでベネチアも本日最終夜。

 

いやだ。ベネチアを去りたくない!ずっとここにいて、水辺でぼーっとしていたい。だってまだ私の王子様見つけてないし!ゴンドリエーレとの情熱的な恋もしていない!ホテルの快適ライフが終わるなんて嫌だ!!!いびきで眠れない夜には戻りたくないんだ!!!

 

さて、そんな3日目…まず午前中に、ゴンドラに乗ったよ。念願のゴンドラ。若干詐欺だったかもしれないと不安だったゴンドラのオンラインチケット…。なぜならば、フレキシブルチケットって書いてあって、乗りたい日が決まったら現地スタッフに伝えてくださいとあったの。その割にチケット購入時に、日付と時間を指定したけど。念には念をって事で、現地スタッフがどこにいるのか分からず、とりあえず大きな広場のゴンドリエーレに聞いてみる。オンラインチケットについて質問がありますと。しかし彼の返事は一言、アイドンノー。

 

…いや、うん、そうだと思うよ!だって君達手ぶらだものね!

 

別の場所で聞いてみたら、その人は、チケットがあるなら予約なんてしなくてもいつだって乗れるさレディー!って。うおーイタリア人っぽい返事や!笑  でも私もそう思う!

 

そんなわけで現地スタッフへの予約は出来ないまま、本日朝。無事に乗れました。このチケットは、ゴンドラの相乗りチケット。30分、25ポンド(何故かポンド)。

 

ここで私はよからぬ企みをした。こういう所が腹黒いんだけど…わたしは意図的に最後尾に並んだのじゃ。何故か?ゴンドラは6人乗り。前から順番にゴンドラに乗り込んで行けば、最後のゴンドラは6人以下になる可能性が高い!!そうでしょう?そう、わたしは小数点以下の存在!

 

結果、私のゴンドラには他にたったの2名しかいなかったよ!!はっはっは!賢いだろう?そなの2名も私と同じ、おひとりさま。そんなわけで、3人で仲良く会話したり写真撮ったりしながら30分の船旅。

 

まあ正直80ユーロ出すほどではないかな!なんていうか、水際に座って眺める景色と大差なかった!船の上で揺れてるの楽しいし、船でしか見れない光景もあったから、絶対1回は乗ることをお勧めするけどね!全ての家に水路に面した入口があって、とっても面白かったよ。ここから昔の人たちは、物を運び入れたり、家に帰ったらしたんだなあって。過去の生活が垣間見えた。ゴンドリエーレのおじいちゃんもユニークな良い人で、最高の船旅。

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ゴンドラの装飾が、ブルみたいだった。

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バモスだっけ?ゴドラとバモス?あれ?名前合ってる?キングブル。

 

狭い水路から海に出た時の開放感が一番感動したよ。ベネチアを一番感じた瞬間。

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それから街の散策。

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いいねえ…最高だねえ。

 

その後、アメリカ人のエヴァンと合流して、コーヒー飲んだり大聖堂を見学したり。いやあ、みんなのおかげで笑って楽しく過ごせましたわ!

 

それから今日は早めにホテルに戻って、明日以降の準備。本当はボローニャに行こうと思ってたんだけど、残念な事に宿泊費が高い。1泊45ユーロ以上。ワイの予算は1泊20ユーロだから、かなりの予算オーバー。他にもローマやシエナに行きたいから、ボローニャは我慢することに。

 

てなわけで、次なる目的地は花の都フィレンツェ!!バスが全然なくて、到着が夜の21:30近いのがちょっと心配だけど。フィレンツェは治安良いっていうし、ほぼ大通り沿いだから、まあ大丈夫でしょう。フィレンツェも楽しみだなーでも一番はやっぱりベネチアだなーきっと。

 

フィレンツェではとりあえずの2泊。私の好きなガリレオ博物館があるから、まずはそこに行く。それ以外にも沢山見たいんだけど、どうやらイタリアでファームステイが出来そうなの。WiFiがない家らしく、めちゃくちゃ不安なんだけどね。(スペインで買ったシム使えないから、またイタリアで買わなきゃいけないのが不便)。

 

このファームを見つけた経緯はね、紹介。スペインでお世話になったファームのオーナーが、以前ウーフィングで来てたイタリア人の女の子を紹介してくれたの。それで、その女の子が紹介してくれたのが、今連絡とってるファームってわけ。だから全然どんなファームかも、どんな人たちかも分からない。スペインのオーナーを信じて、全てを委ねているわけですわ。不安。

 

しかーし!実は!今月の25日に、ノルウェーの離島でお世話になったおじちゃんがナポリに来るという。一緒にピザでも食べないかと連絡がきた!出来ることなら会いたい。だけど、ファームステイ出来ないなら、25日までイタリアにいるのは予算的に無理!なので、おじちゃんに会うためにもファームでお世話になりたいところ…!ほぼほぼオッケーは出てるんだけど油断は出来ない…それが海外。

 

まあそんなわけで、フィレンツェのあとも、どうするかはまだまだ未定。

 

何はともあれ、不安は残るけど、準備は整った!そして時刻はちょうど、夕暮れ時。

 

わたしにはこのホテルでやりたい事があった。それは、屋上でスパークリングワインを飲むこと!母が以前ここに泊まった時にやり損ねたことを、わたしがかわりにやるのだ!ありがたい事に、スパークリングワインは無料で手に入れた。しかしまさかこんな良いホテルで、ボトルとグラスだけ抱えて行くわけにもいかない。なので、ペットボトルにうつしたww それと、スーパーで買った魚の天ぷらを持って屋上へ。

 

至福でした。

ワイ、泣きました。

 

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色々な感情が込み上げてきたよ。まずは両親への感謝と、日本の恋しさだよね。というのも…夕陽を眺めてワインを飲みながら、YouTubeで日本の曲を流してたんだわ。懐かしいやつ。そんで、コブクロの蕾聴いてたら、一気に恋しくなっちゃって…。ワイ家族大好きだからな。

 

それから亡くなった友達のことも思い出したり。お葬式に参加したのは、実はまだ2回しかない。1回目は小学生の時に、おじいちゃんのお葬式。そして2回目は20歳の時、友達のお葬式。正直じいちゃんは遠方に暮らしててあまり会わなかったから、友達のお葬式が私にとって衝撃が大きかった。

 

中学校から一緒で、同じテニス部。よくペアを組んで、公式戦でも一緒にたたかった。高校でも同じ部活に入った。その子は性格も見た目も良くて、友達を作るのがうまくなかった私は時々妬んでたよ…。それでも仲良かったんだけど、高校を卒業したら全然会わなくなっちゃって。それで、20歳の時に突然の訃報。1月27日に亡くなったよ。白血病で。病気の身体をおして、成人式に出席したら、体調が悪化しちゃったって聞いた。友達が発作を起こして、最後に親に伝えた言葉は「悔しい」だった。看護師を目指して勉強していた友達が、白血病で死んでしまった。その一言が、私は本当に悲しくて。私も悔しい。今でも夢に出てくる。今なら妬みもなく、もっともっと仲良くなれたも思うのに。もう会えない。私にとってとても特別な友達。

 

だから、自分が今生きて、こうしている事がどれだけ幸せな事かを噛み締めたよ。決して当たり前じゃない。それをいつも思い出させてくれる。ありがとう。書いてて気付いたけど、来年10回忌だ。あれから10年経つのかあ…。仲良し3人組のもう1人は来年結婚する。時は流れてるんだねえ。

 

それからベネチアに自分がいるんだっていう奇跡。海外旅行なんてお金さえあれば来れるんだけど、でもやっぱり、なんか不思議な感覚。本当にこうして憧れのベネチアに来る日がきたなんて。これも当たり前じゃないのかも。

 

夕焼けを見ながら、コブクロ中島みゆきミスチル、ゆずを聴く。やばいやばい。でも最高。音楽のおかげで、私の思い出はもっと色鮮やかになった気がする。これから先、蕾を聴く度に私はベネチアでのこの夕焼けを思い出すと思う。どうしても記憶って薄れていくけど、今日という日と、ベネチアで出会った人々を私は忘れない。最高の旅だった。

 

ありがとうベネチア

ありがとう家族。

ありがとうエヴァン。

ありがとうベネチアで出会った人々。

 

私は今とっても満たされて、幸せです。私が幸せだったってことを、覚えててほしい。いや、私は死ぬわけじゃないんだけども笑  でもこの先どんな事故があって死ぬかも分からないからね。その時に、両親や友達が私の死を悲しんだら嫌だなって。だから、ここに書き残しておくわ!私は自分の人生に大満足していて、関わってくれた全ての人に感謝してる!おかげさまで最高の人生だった。いつ死んでもいいってくらい、楽しんだ、本当に!今も楽しんでるけど。だから、もし私が死んでも、悲しまないでほしい。もう会えなくなっちゃうけど、私は私の死を悲しまないから。みんなには笑っていて欲しい。

 

そんな事を考えながら、今日は寝まーす。おやすみ!